品質方針

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本社工場・山崎工場
IATF16949:2016
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α生産方式による数量管理をベースに、「16.5の誓」を品質保証活動の基本理念として、顧客に安心して使っていただける技術と品質を提供する。
要求仕様書、規格などの顧客要求事項に適合させ、かつ、信頼性の高い製品を提供するために品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善する。

過去の品質事故を反省として生まれた「16.5の誓」を、当事業部の品質に係わる基本的指針として、前記の通り品質方針を定める。この「品質方針」は当事業部の品質保証活動の「核」となるもので、すべての活動は、この方針に基づいて行われるものとする。

  • • 関連部門のマネージャーは、このマニュアルに基づき担当業務の品質マネジメントシステムを確立して、要求事項を明確に設定し、品質に影響を与える業務がこの品質マニュアルの規定を満足するように確実に実施しなければならない。
  • • 品質保証活動は仕様打合せから、製造開発、製造、納入の各段階における品質に関する業務の実行と検証により構成されるが、必要な品質を達成する基本的責任は業務を実行する者又は、組織にあります。
  • • 品質保証部門マネージャーは、品質マネジメントシステムの管理責任者として品質マニュアルの要求事項が確実に履行、維持されるようにするための権限と責任を持ち、品質に影響を及ぼす事項に関する権限は、他部門のマネージャーによって左右されることはない。
「16.5の誓」の言葉の意味
1967年5月、H社の完検で完成品より、ひどい油もれが発見されました。
その原因を追求したところ、わが社のスプラインシャフトの切り上がり長さ不良が油もれの原因とわかり、この通知を受けて調査した結果、その部品ばかりではなく、他の部品においても同じ不良があることが判明しました。
原因は、H社の図面にはスプライン切り上がりの長さは、17.5mmと指定されていたにも拘らず、わが社に於いて、加工図面を16.5mmとし、しかも出来上がった品物は規格外 0.5~2mmだったからです。この事は、事故が判明する迄の数ヶ月間、数万本にわたり、どこからも問題として打ち上げられずに、 得意先に送られていたという事は、一般公差だから… という安易な考え方から起こった全員の責任であるとも言えるでしょう。そこで、私達は二度とこの様な大きな損害を起こさないように、この時の16.5mmを題として「私達の日常業務の中に最低これだけは守ろう」と言う「誓」をたてゝ、全員で守る事にした訳です。これが、わが社の不良をなくし、品質の向上となる 「16.5の誓」となったのです。