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ESPRIT ミッドレンジCAMシステム
ESPRIT 2013 拡張内容のご紹介
ESPRIT 2013では、従来よりもスマートで効率的なツールパスと、全体的な生産性の向上のための新しい条件設定の導入、強化された新しい加工技術の提供に焦点を絞っています。切削速度の高速化、工具寿命の延長、複雑化が進む形状への適合性に重点を置いた機能が特長となっています。
- ポケット加工の新しいツールモーション ProfitMilling
- ポケット加工に[プロフィットミリング]が追加されました。プロフィットミリングは Engagement Angle(切削関与角)の考慮により、トロコイドとオフセットを組み合わせたポケット加工に最適なパスを生成します。これにより、加工時間の短縮と工具寿命の向上が期待できます。


- トロコイドツールモーションの拡張
- トロコイドツールモーションでコーナー径が小さい場合のトロコイドモーションを除去できるようになりました。また、モーション内のリンク動作も改善されました。この拡張はプロフィットミリングにも含まれており、加工時間の短縮と工具寿命の向上が期待できます。

- 旋盤プロファイルフィーチャーの拡張
- 旋削に使用するフィーチャを回転体以外のソリッドモデルからでも作成できるようになりました。これまでは、ミル加工を必要とするような回転体以外のソリッドモデルでフィーチャが正確に作成されない場合がありました。今回の拡張では、ソリッドモデルに加え、ソリッドのフェース、サーフェース、STLデータ、からも作成できるようになります。また、処理時間も大幅に短縮されています。
- 旋盤溝加工の改善
- 旋盤の荒加工に[ジグザグ]-[プランジ]が追加されました。ジグザグ-プランジは、プランジ後にジグザグで加工を行うことで、工具側面への負荷を軽減します。これにより、幅の広い溝をより早く加工できるようになります。


- 彫刻加工サイクルの追加
- 専用のサイクルが提供され、従来より簡単に彫刻加工を定義できるようになります。また、彫刻加工工具を使用したV型カービング用の定義が追加されます。
- 多軸ミリングの干渉チェック及び回避
- ツールパス生成中に干渉計算を行うことで、干渉を回避したパスを生成できるようになりました。すべての3軸/5軸ミリングオペレーションで利用できます。また、レポート出力により干渉回避に必要な最小工具長を確認することもできます。

- ブレード加工の改善
- 2つのサーフェースから中間のサーフェスを作成できるようになりました。タービン・ブレードの加工定義ではこの中間のサーフェスが必要になります。これまでは手操作で作成していましたが、1コマンドで中間のサーフェスを作成することができるようになります。これによりタービン・ブレードの加工定義をよりかんたんに行うことができます。

工具がブレードとハブに接する位置でのパス制御が追加されました。これにより、これまで発生していたパスの中断を無くすことができます。

- インペラー加工の拡張
- 多軸ミリングの干渉チェック及び回避により、現在の工具で加工可能な深さ(レベル)まで加工後、残りの深さ(レベル)を利用した別工具での加工ができるようになりました。これにより、これまでは事前に深さを考慮しておく必要がありましたが、その手間が無くなります。

- チャネル加工の拡張
- これまではルールドフィーチャーを作成する必要がありましたが、側面を選択するだけで形状が定義できるようになりました。また、増分深さによるパス設定や仕上げパスのみの生成ができる等の拡張もあり、チャネル加工の定義をよりかんたんに行うことができます。

- ポート加工の改善
- サーフェースからスパイン曲線を作成できるようになりました。作成したスパイン曲線をエンジン・ポート加工のガイド曲線とすることで、加工定義をよりかんたんに行うことができます。

工具の制御にスパイン曲線を使用することで、工具の傾きを少なくし、より深部まで加工できるようになりました。


- 新しい5軸荒加工
- 新3軸加工と同様に床面との角度を垂直に保ちながらの荒加工が、5軸でも利用できるようになりました。
- 円柱素材以外でのラップ定義
- 同時4軸加工で、平面に定義したフィーチャを巻きつけるラップ処理が円柱以外の素材でも利用できるようになりました。

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