製品情報 ミッドレンジCAMシステム

ESPRIT ミッドレンジCAMシステム

ミリング

フライス加工(ミーリング)おけるNC(数値制御)加工は、工作機械の制御を数値情報で行います。

20種類の切削モードと非常に使い易いユーザー・インターフェースによる、2.5軸加工から 3軸、位置決め5軸、そして同時5軸加工用の自動化されたCAMシステムです。素材形状と加工が進んで残った材料形状を常に考慮したパス計算をすることに加え、切削と工作機械動作シミュレーションを併用して、高速で安全、かつ信頼できるNCプログラミングを実現できます。

2.5軸ミル

2.5軸および3軸オペレーションでのミル加工を行うことができます。
面加工
フライス工具による一方向加工
ジグザグ指定加工
輪郭加工
円弧、接線、法線、任意点等、様々なアプローチリトラクト
カッターパスオフセット、径補正、食い込みチェック、エッジコーナー部円弧ターン/シャープターン可
ポケット加工
ランプ、ヘリカル切り込み。ジグザグ、ヘリカルパス
ポケット後仕上げ輪郭加工も自動挿入可
トロコイド切削
オープンポケット(ESPRIT2008より追加)
ドリル加工
ドリル、タップ、ペック、ボーリングなど13種類固定サイクル登録可
サーフェスモデリング
ヘリカルタップ加工
繰り広げポケット加工

4/5軸位置決めミル

2軸ミリングフルサポート
3D形状を視覚的に確認容易
4軸加工
回転軸中心方向へのドリルおよびミリング加工
展開線を用いた円筒面への巻き加工

特長

手打ちでのプログラミングに比べて、作業効率が格段に向上します。
製品形状とインポートとNCプログラミング
CADからCAMへのシームレスなインターフェースは、あらゆるソースから製品モデルを完全な状態でダイレクトにインポートできるため、プログラマーが製品形状を編集したり修正する必要はありません。オリジナルの製品形状をダイレクトに加工するために、高速で信頼性のある3軸と5軸プログラミング機能を提供します。
高速切削(HSC)
高速切削技術の成果として製品の仕上げ品質の向上と工具寿命が期待できます。また、機械の動力を最大限に活かせるようにツールパスに沿ってポイント密度を最適化します。
インプロセスストックモデル
インプロセスストックモデル(加工途中の材料/削り残し量)を絶えず考慮することによって、最適化されたエラーの少ないリトラクト動作を自動的に作成し、サイクルタイムを大幅に短縮します。
自動干渉回避
工具ホルダーと製品形状の間に干渉がないかツールパスを監視します。干渉が検出された場合は、必要な工具ホルダーの長さを自動的に算出するため、工具ホルダーの長さを予測する必要がありません。
ツールパス管理
ツリーと呼ばれる明瞭で簡潔なユーザーインターフェースで関連する加工パラメータと一緒に各ツールパスを表示します。このツリーを利用して、ツールパスの切り取り、コピー、名前の変更、変換、回転、Gコード出力などの加工プロセスを操作または活動化できます。
シミュレーションと検証
作成したシミュレーションは、工具の傾斜または割り出し、2軸から5軸といったすべてのツールパスを含む完全な切削プロセスをリアルに表現します。シミュレーションは単なるグラフィック効果だけでなく、制御軸のスクロールオーバー、工作機械の稼動部品と工具、工具ホルダー、および加工品との干渉を事前に検出できます。
ユニバーサルポストプロセッサ
工作機械を活用するのに必要な高品質なGコードを生成します。あらかじめ定義されたポストプロセッサのライブラリーを持っているので導入後もすぐに運用できます。
レポート生成
生成されるHTML形式のレポートによってワークフロープロセスを合理化できます。

3軸加工

豊富な切削加工モードから、直感的で解り易いユーザー・インターフェースにて、無駄のない高速3軸加工パスを作成することができます。

高速粗取り切削ができるツールパス、CLデータ(Cutter Location)の生成
素材定義荒加工
高速切削機能の広範囲な組を含むパワフルで使い易い粗取り機能を持っています。
ツールパスの計算方法については、外側から内側(縮小方向)もしくは、その逆方向(拡大方向)を選択する事ができます。さらに多くのアプローチとリトラクト動作が用意されています。
再粗加工
削り残し部分の粗取り機能によって、削り残し量が一定となるようにモデルの前の囲う領域を再加工できます。
等高線仕上げ加工は、部材の輪郭に沿って一定の 高さにツールパスを作成
等高線仕上げ加工
高速Zレベル仕上げサイクルは、一定のスキャロップ高さをサポートする可変的な高さのツールパスを生成し、加工品の高品質な仕上げ面を生み出します。
Zレベルジグザグ方式は、より高速なサイクルタイムと垂直面において最高の品質が得られます。
削り残し加工の最適化
削り残し(リマック)加工
ツールパスのアプローチとリンクに使われる「オンエア」テクノロジーは、削り残し加工のサイクルタイムを最適化します。
低傾斜部加工
平面ゾーンの再加工はZ面の輪郭加工との組合せで複雑な製品においても優れた結果が得られます。
3Dピッチ加工
閉じた曲線の内側に全ての島を回避したツールパスを作成します。
加工方式の組合せ
いくつかの加工方式を組み合わせることによりお、加工品に適用される加工技術の最適化とサイクルタイムの短縮、製品品質の改善が図れ、工具の磨耗を最小限に抑えることができます。
なめらかなCLによる金型加工
クリーン加工
2曲線間の加工方法を使用して、凹面または凸面エッジについてもなだらかなツールパス動作によって金型領域全体を仕上げます。

位置決め5軸

回転軸を利用して切削工具を傾斜することにより、仕上げ面を向上させるために最適化された加工を実現します。工具を傾斜させることにより、より短く精密な切削工具が使用でき、さらにアンダカット領域の直接加工も可能となります。

最先端の位置決め及び同時5軸加工
最適化された5軸ツールパスの自動生成に焦点を合わせることによって、5軸テクノロジーを誰でも利用できます。工作機械と連携させているので、プログラマーや機械オペレーターの初心者にも使い易い製品になっています。
位置決め5軸加工
位置決め5軸機能
"3+2"アドオンは、ESPRITで利用可能な全ての3軸加工方式に、位置決め5軸加工の能力を追加します。
工具の剛性がアップします。
トリムAPL
"トリムAPL"アドオンは、あらゆる3軸のツールパスを最適化し、製品を割り出す(切削工具を傾斜させる)ことによって必要なツール長さを最小化します。工具長を短くすることによって、工具アセンブリの剛性が大いに増加します。
アンダーカット領域の切削
アンダーカット領域における削り残し部分の除去
5軸工作機械を用いて、工具軸を傾斜させて3軸加工を行うことにより、粗取りのオペレーションが簡易化されます。

5軸加工

使いやすく豊富な工具軸制御機能により、最新の4軸及び5軸工作機の利点を最大限に活かすことができます。加工領域間のすべての早送り動作は自動的に作成され、工具が素材と干渉することはありません。

5軸輪郭加工の例
5軸輪郭加工
工具は、工具軸をモデルのサーフェスに対して垂直に保ちながら曲線に沿って進みます。進行方向に対する横方向の傾斜角も指定することができます。
5軸ルード加工
5軸ルード加工方法は、傾斜面を加工するために切削工具の側面を利用します。側面に沿った複数の段差を含むツールパスを可能にするためより多種多様な製品形状に適したものになっています。それぞれのケースにおいて、工作機械の第4軸と第5軸の位置は工具が加工部品の周囲を移動する際に選択された壁面から自動的に決定されます。
同時5軸のツールパスを生成します。
自動同時5軸加工
サイクルタイムを短縮すると同時に製品の品質と切削速度を最大化するために、自動の同時5軸加工が利用できます。この機能は"3+2"や"トリムAPL"と同様の働きをしますが、同時5軸のツールパスを作成できます。
ノーマル加工
工具軸方向を制御するためにドライブサーフェスを利用して製品を加工する柔軟性のある方法です。選択されたドライブサーフェスは、切削工具が製品の表面を実際に切削する間、5軸の工具軸方向と送り方向、切削パターンを決定します。
ドリルサイクル
5軸穴あけ機能は、穴の集合を考慮して最適な加工の順番を計算します。
アンダーカット部分のミリング加工が可能になります。
スルーポイント
スルーポイント機能は、アンダーカットを持つ可能性のある深い空洞と他の部分を加工するのに効果的であり、次の工程れ電極を利用したEDM作業が必要とされる製品のミリング加工が可能になります。
カスタム加工サイクル
個々の切削工具の動作を完全に制御することができます。ESPRITのインサートテクノロジー機能により、切削中のどの時点でも加工サイクル内の加工パラメータを調節できます。

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