Reqtify れくてぃふぁい 製品情報

Reqtify

Reqtifyとは、ダッソー·システムズ社のソフトウェアで、システム、プログラム、プロジェクト・レベルの違いを超えて、要件・トレーサビリティー・インパクト分析を管理するためのアプリケーションです。
近年、組込みソフトウエア開発工程において、製品機能の高度化および短納期化が進んでいます。それに伴い、仕様の実装漏れ、テスト漏れ、変更時の管理に時間が掛かるなどの問題の発生が危惧され、要件管理ツールの重要性が高まっています。トレーサビリティによる不具合箇所発見、機能安全を含む多くの認証規格への対応が必要となっています。

要件管理ツール Reqtify の特長

トレーサビリティ管理
要件管理は、システム開発を行う組織がプロセス管理での優れた実践事例として広く認識されています。今や要件管理は、CMMI(Capability Maturity Model Integration 能力成熟度モデル統合)の成熟度レベル2以上ならびに各業界の認証に欠かすことができない必須項目となっています。

開発プロセスの中で、さまざまな文書が作成されます。それぞれの文書がどのように関連しているかを(トレーサビリティ)管理・視覚化して、 仕様の実装漏れ、 テスト漏れを防ぎます。

豊富な外部インターフェイス
分散した環境下でなぜ利用が可能なのか。既存のDBが分散した環境下でReqtifyは適用できます。それが可能なのは、Reqtifyは、豊富な外部インターフェイスを持っているためです。

エンジニアリング業務に必要なあらゆる要求に適合できるよう、標準的に使われている多くのファイルやアプリケーションに連携できるインターフェースを取り揃えています。

オフィスツール
 ソフトウェア、業務用アプリケーション、組み込みソフトウェア、パッケージ製品 Word Excel ACCESS など
要件定義ツール
 ソフトウェア要求は機能要求と機能外要求に分けられます。要求変更( Change Requestまたは変更依頼)が起きた時は、要求変更を受け入れるかどうか判断するために要求変更に伴う影響の分析は、難しい作業です。要求変更に対してその影響を評価し、変更を受け入れた場合はその影響を管理することがポイントです。 DOORS など
モデルベース開発
 Model Based Systems Engineering(モデルベースシステムズエンジニアリング)は、文書ではなく視覚的に理解しやすいモデルを用いて開発を進めることで、関係者間の共通言語となり、複数人での協働開発もスムーズに進めることができる。 Matlab/Simulink EnterpriseArchitect Rhapsody など
プログラミング言語
 複数の独立したシステムが互いに関係し合って価値を提供しているような複雑なシステムが増えています。すでに人がシステムの全体像を理解したり、要求変更による影響を漏れなく把握したりすることは難しい。このような環境下においては、モデルを活用したシステムズエンジニアリング(MBSE)が有効です。 C言語 テキスト VisualStudio などの開発環境ツールに対応
テスト環境
 テスト実施において、カバレッジ (網羅率)を測定し分析することは、ソフトウェアの品質向上させるポイントです。それは、カバレッジ情報からテストそのもの品質を定量的に測ることができることが要因です。テストのカバレッジを測定する方法は、コードや仕様、要件、設計など、さまざまな側面から計測する方法があります。 QualityCenter TestStand など
管理ツール
 トレーサビリティは変更依頼に対するインパクト分析だけでなく、余分な要求が存在していないか、足りない要求がないか、というカバレッジ分析にも利用されます。トレーサビリティを管理は工数が掛かり、コストとメリットの検討が必要です。そこで、ソフトウエア開発プロジェクトでは、要求管理ツールの導入をおすすめします。 Subversion などの他、ENOVIACATIAにもインターフェイスを持っています。
できること
 あらゆるレベルでの要件取り込み
 カバレッジ分析、トレーサビリティ
 手戻りリスク管理のための上流·下流インパクト確認
仕組み

1.要件仕様書へタグ付け      2.Reqtifyへ取り込み、トレース管理

Reqtifyは、多層的/双方向的な要件追跡やインパクト分析能力として各業界の品質・認証基準で求められている機能をすべて備えています。
各種分析用ウィンドウ
 
  • 管理画面は、プロジェクト内の情報のサマリを表示します。
カバレッジ解析画面は、1つの要件が参照(カバー)する要件、及びこの要件を参照(カバー)する要件の表示。
  • インパクト解析画面は、1つの要件からの上下の参照(カバー)関係をすべて表示。
グラフィカルビューは、全ての要件とそれらの参照(カバー)関係をツリー状にわかりやすく表示します。
れくてぃふぁいレポート画面
トレーサビリティを維持する仕組みとして、上位要件と下位要件との追跡可能性や、要件と下流の作業成果物との追跡可能性を表(マトリクス)にまとめたもの
レポート機能
次のレポートを生成します。
 トレーサビリティマトリックス
 解析結果
 上流・下流インパクト解析
 プロジェクト記述
 ルールチェック

ファイル出力形式
 MS-Office ⁄ PDF ⁄ XML

導入メリット

 トレーサビリティ·インパクト分析により、仕様の実装漏れ テスト漏れを防ぐ
 さまざまな外部インターフェイスを持ち、既存文書を活かすことができる
 各種の認証基準への適合
 一般
  成熟度レベルは、組織のプロセス改善における進化を5段階に定義されたものです。 ソフトウェア開発組織成熟度 CMMI
  IEC(国際電気標準会議)が制定した基本安全規格で、プロセス産業における電気・電子・プログラマブル電子・機能安全に関する国際規格です。 機能安全 IEC61508
 航空
  航空用ソフトウェアの開発用ガイドライン FAA認証 DO178B/DO254
 自動車
  車載ソフトウエア開発プロセス標準· ソフトウェアプロセス標準 AutomotiveSPICE
  機能安全規格とは、安全な製品を開発するために有効と考えられる管理や手法適用を定めたものです。 機能安全 ISO 26262
 医療機器
  医療機器ソフトウェアの実質的な規制要件 FDA-QSR / IEC62304
 
 品質向上 · 顧客満足度向上
 コスト · 工数削減
 規格への効率化な準拠とコンプライアンスの証明

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